60㎡台と70㎡台
60㎡台の物件
60㎡台になれば、3LDKという表示はよく使われます。ですが、個々のスペースは狭く、部屋の広さも中途半端な場合があります。
60㎡台の物件は、都心でもない限り、若い世代でも購入できる価格になっています。子どもが小さいうちは、まだいいのですが、成長するにしたがって、その狭さが気になる広さでもあります。
狭くてもそれを我慢できる利便性があれば別ですが、そうでなく、入居後狭さに対する不満が募ってくると問題です。
それを避けるためにも、3LDKのファミリーマンションなら、若干の交通の便は我慢しても、郊外の充分な広さの物件を選んだほうがいいでしょう。
70㎡前半台の物件
地価が非常に高かった時代では、価格が手頃という要素が必要でしたので、50㎡台でのファミリータイプが多かったのですが、地価や建築単価の下落で、70㎡台のマンションでも、3000万~4000万円台で供給できるようになりました。
これからのマンションは、買い換えの困難さを考えると、始めからこのくらいの広さのスペースを確保しないと不便でしょう。子どものいる家庭なら、なおさらです。
しかし、これでも収納スペースは決して充分とはいえません。家具を1つ置くだけで、使い勝手が非常に悪くなります。それぞれの広さも、今ひとつ、余裕がありません。
新築で広い物件は到底無理、という人は、中古で築浅で手頃な値段の物件もありますから、そういったものを購入するのも一つの選択肢です。