ローン返済額と金利
月々いくら返済できるかを基準に
ローンの負担に困らないために、予算に合った物件を選ぶことが欠かせません。それには、自分の返済能力を知るのが先決です。
月々の返済可能額は、基本的に手取り月収から必要生活費をマイナスして、若干の貯蓄もできる余裕を残した金額だと考えればいいでしょう。「貯蓄ができる」という点が、重要です。限界まで借金返済にあてるのは、やめるべきでしょう。
今現在、家賃を支払っている人は、その額がそのまま返済できる額となるでしょう。さらに、マンション購入のために貯蓄を毎月していれば、それも加えることができます。
貯蓄もできないような、ぎりぎりの生活は避けてゆとりをもって返済をしていきましょう。
固定と変動
住宅ローンを借りるときは、金利のタイプを選ばなければいけません。これには、大きく分けて「固定金利」と「変動金利」があります。
固定金利は借りたときの金利がずっと変わらないタイプです。景気などに左右されず、毎月返済額も変わらない安心感がありますが、世の中の金利が高めの時期に借りると、非常に高い金利で借りる羽目になります。
一方、変動金利は市場の動きに応じて金利が見直され、返済額が上下するタイプです。民間金融機関の多くは半年に1回金利を見直しますが、毎月返済額は5年間変わりません。
両方のメリット・デメリットをよく踏まえて、どちらのタイプでいくかを決めましょう。よく分からないという人は、とりあえず金融市場の影響を受けない固定金利を優先するといいかもしれません。