周辺の環境
幹線道路沿い
交通量の多い幹線道路の近くや、高速道路と交差しているようなところにも建っているマンションは、いかに眺望に優れているとか設備が良いなどのメリットがあっても、購入は検討しなおすほうがいいでしょう。
そういったマンションには、騒音のみならず、排気ガスなどの影響が必ずあります。健康上にも悪く、洗濯物も外には干せません。交通事故などの安全面でも不安です。
また、幹線道路が南側を通過しているようであれば、悪影響は一層大きくなります。逆に、北側であれば少なくなります。
メリットよりもデメリットのほうが多い点からみても、あまりお薦めできるものではありません。
用途地域
マンションで環境条件がいいのは、都市計画法に基づいて土地が分類されている「用途地域」のなかの「第一種住居専用地域」に該当する地域です。この地域では、劇場・風俗・大中規模の工場は制限されているので、建てられることはありません。
「市街化区域並み課税」という税制度の改正のために、農地を宅地として選んだ人が、固定資産税の重みに耐えかねて土地の売却をしたというような立地にマンションが多く建設されています。
また、最近までゴルフの練習場として使われていた広大な土地がマンションの分譲地となる場合もあります。大抵、こういった土地は第一種住居専用地域に該当しています。
このような土地は、環境のよさと広さを兼ね備えているので、そこに建てられるマンションは人気が集まり、契約率も高い、お薦めの地域といえるでしょう。