ごまかし・最悪の間取り
ごまかしの収納スペース
マンションライフで、収納スペースは避けられない重要な問題です。しかし、専有面積や部屋の数、その広さは物件の概要に細かく表示されているのですが、収納スペースについては、あまり明確にされていない場合が多々あります。
さらに40㎡台、50㎡台の広さの場合、部屋数は3LDKとあるが収納スペースは和室にしかないという物件もよくありますので、注意すべきです。
実際問題として、6畳間にタンス1つ置くだけで、4畳半くらいの広さに感じます。ユーザーの身になって設計するなら、各部屋に収納スペースは付けるべきでしょう。
部屋を有効に使うには、収納スペースは必要です。押入れやクローゼットがどれだけの広さでいくつあるか、またそれが部屋の中に出っ張っていないか、よくチェックしましょう。
収納スペースとトイレ
ワンルームマンションでは、収納スペースやトイレ、キッチンなどが1つの間取りの中にあるのは当たり前のことです。しかし、劣悪な設計のマンションでは、本来は個室を配置するべきスペースに、収納スペースやユニットバスを配置しているケースがあります。
それは専有面積が狭いにも関わらず、部屋数だけは3LDKなどにして、見かけをよくしているために、浴室やトイレが犠牲になっているわけです。
こういった不自然な設計のマンションは購入を控えるべきでしょう。浴室やトイレは、生活になくてはならない空間ですから、部屋と部屋の間やリビングの片隅に作られたとすれば、非常に困ることになります。