契約のポイントと注意点
マンション契約
日本人は契約の概念が乏しいのか、マンションの契約でも不安になることが多いようです。そういった不動産売買の契約の流れは大まかには次のようになります。
・宅地建物取引主任者から重要事項説明がなされる
↓
・契約書のローン条項を確認する
↓
・手付金を支払う
この契約は業者の本支店か、現地販売所で行います。買主が指定した場合には、喫茶店などでもかまわないことになっています。
このときに、物件の内容確認も大切ですが、住宅ローンをどの金融機関のどこの支店から借りるのか、金利はいくらか、返済期間は何十年間かを確認することも忘れてはいけません。
建設現場の見学
マンションは、これから建設するという時点で販売を開始する「青田売り」がほとんどです。ですから、青田売りの物件でいい物件を見つけたなら、モデルルームとパンフレットだけではなく、建設現場もちゃんと見学することも大切です。
そこで、あまりに工事がひどいと感じたなら、契約の破棄ということもあります。そういうことのないように、売主は信頼のおける業者を選ぶ必要があります。
建設は大手のゼネコンが請け負っても、それを下請け業者に丸投げすることもあります。下請け業者は利益が薄ければ、手抜き工事をする可能性もあるのです。
そんな物件には誰も住みたくないのが人情ですから、しっかりと建設現場を見ていい物権かどうかを見極めましょう。