マンション完成とその後
残金決済
マンション完成後、残金決済と完成物件の引渡しが行われます。これは、ローンが実行される銀行で行われれば、業者指定の場所で行われることもあります。
基本的に、金銭の授受の際に司法書士が同席し、権利関係を確認して登記できる事が明確になった時点で、銀行からのローンのお金が借主に渡されます。借主はそれを売主に渡し、鍵をもらい、領収書をもらうわけです。
その後、司法書士は登記所で登記の手続きを行います。10日くらいの後に、権利証が買主に送られてきます。
鍵を受け取ったら、マンションの部屋を見て問題点はないかどうかをチェックすることも必要です。問題点があったら、申し出てその箇所の手直しをしてもらいましょう。
アフターサービス
マンションを始めとする、建物というのは基本的に人が作るものですから、工事ミスがないほうがおかしいと思ったほうがいいでしょう。
売主は、引渡し前に全ての住戸の検査・確認を行います。ですが、細かいところまでは分からないことが多いので、自分で見て、少しでも問題があれば業者に申し出ましょう。
もしも応じてくれなければ、その会社の本社に申し出ます。都道府県の住宅局不動産業指導課や消費者センターに相談するのもいいでしょう。
ちゃんとした業者なら、アフターサービスの期間中、不具合なところや工事ミスの箇所は修繕してくれますので、よくチェックして早めに申し出ることが肝要です。