マンションの物件価格
手頃な物件価格
新築マンションが買いどきといわれているのは、物件価格が安くなっていることに起因します。
バブル崩壊から10年以上にわたって地価が下がり続け、世の中全般がデフレ経済一色に染まったこともあり、マンション価格も低下基調が続きました。
それゆえ、ピーク時と比べると、3分の2くらいの相場になっているのが現状です。ですから、同じ金額を出した場合、以前よりも広い物件が手に入るようになりました。
さらに安くなったマンションが便利な場所で大量に供給されています。企業がリストラで売却した社宅や工場などの土地に、マンションが建設されているからです。
大都市の都心近くで、タワーマンションや大規模なマンションが次々に建てられています。
都心地価の上昇
最近、大都市の都心部やその周辺では、地価が上昇に転じています。地価が上昇し始めると、土地を持っている企業や個人が、もう少し待つほうが得だと考えるので、土地の売り惜しみが始まります。
そうなると都心部ではデベロッパーによる土地の獲得競争が強まり、地価上昇が加速され、マンション価格にも影響するでしょう。さらに、都心部で土地を買えなくなった業者が郊外の安い土地を購入してマンションを供給し始めるので、物件の立地が郊外化します。
現在は、過去に購入した土地にマンションを建てているので、大きな影響は出ていませんが、既に都心部での供給が絞られ、郊外で増え始める動きがでています。
物件価格も上昇に転じることが予測されます。価格が本格的に上がり始める前の今の時期は、まさにマンションの買いどきだといっても過言ではないでしょう。