危ない物件・買いどき
色々あればこそ
2005年の暮れ近くに発覚した耐震偽装問題は、マンション業界に大きな衝撃を与えました。マンション購入が危ぶまれましたが、ほどなく落ち着いて、マンションの売れ行きも好調を維持しているようです。
市場が落ち着いてきたのは、偽装行為がごく一部の人たちに限られていたことが挙げられます。信頼できる業者のマンションの品質には影響はなく、むしろこの問題をきっかけに、売る側も買う側も耐震構造に気を使うようになり、かえって安心感が高まったともいえます。
行政においても、様々な対策を打ち出しています。とはいうものの、やはり物件はきちんとチェックして、購入するようにしたほうがいいことは言うまでもありません。
購入は自分の判断で
経済的な環境などを客観的に判断すると、マンションは今が買いどきだと判断していいでしょう。とはいえ、無理に購入する必要はありません。
マンションの購入は自分たち家族の暮らしの拠点をつくることであり、人生設計そのものです。そこには、自分や家族の事情が入ってきます。
「子どもが独立したから」「結婚したから」などマンション購入の理由は、時と場合によって様々です。それは、世の中の経済状況とは切り離されたところにあります。
ですから、自分にとって今が買いどきだと判断すれば、それが一番いいのです。自分の人生にとってマンションが必要だと思ったら、あとは思い切って買ってみましょう。