住宅ローンを組むときの鉄則
借りる額と返す額
頭金は多いに越したことはありませんが、自分たちの貯金にも親からの援助にも限界があります。そこで、足りない分は、住宅ローンでまかなうことになります。
ここでまず知っておきたいのは、「住宅ローンには利息がかかる」ということです。例え、わずか3%の金利であっても、支払う利息は借りた金額の6割以上にのぼることも、しばしばです。借りる額と返す額は同じではないということを頭に入れておきましょう。
現在の住宅ローン金利は2~4%程度が中心と低水準ですが、借りる金額が大きいので支払う利息も多くなるのです。
借りる額をいかに減らすか
住宅ローンを借りると、支払う利息が大きな額になることは承知のとおりです。そこで、ローンを組むにあたって大事なことは、「いかに利息として支払う金額を減らすか」ということになります。
利息を減らすためには、「そもそもの借りる金額を少なくする」ことが肝要です。そのためには、自分の資金額に見合わない高額な物件を買わないことが鉄則になります。もちろん、頭金をできるだけ準備することも借金を減らすには有効です。
また、ローンの返済期間を短くすることも有効です。同じ金利、同じ借入額でも、返済期間を短くすれば支払う利息の総額が軽くなるのです。
ただ、返済期間を短くすると、それだけ月々の返済額が増えてしまいます。重い負担を避けるためには、頭金をできる限り準備して、自分の予算に合った物件を選択することが最も大切だといえるでしょう。