購入代金以外の諸費用
ローン手数料・登録免許税
マンションを購入するときは頭金が必要ですが、それ以外にも諸費用がかかります。購入時の諸費用には各種の税金や保険料などがありますが、大きくは契約時とローン借入時の費用に分けられます。
契約時の費用の中で、最も大きいのは登録免許税で10万円前後。この他、契約書に貼る印紙税も必要になります。ローン借入時にも、ローン契約の印紙税や抵当権設定登記の登記費用がかかります。
加えて、最も大きな費用がローン保証書です。保証書の金額は数十万円にのぼるケースが多いのですが、金利に0.2%程度上乗せして毎月支払う方法を選択できたり、保証書を取らない金融機関も増えてきています。
諸費用はマンション価格の3~5%
また、返済中に借りた本人が死亡した場合に、保険金でローンを帳消しにしてくれるのが団体信用生命保険です。ローン借入時には、その他に火災保険料や地震保険料もかかります。さらに、マンション入居後、修繕積立金も支払うことになります。
これらの諸費用を合計すると、マンション価格の3~5%程度が目安になります。頭金が価格の2割とすると、諸費用と合計で価格の25%ほどを用意する必要があります。マンション価格が3000万円とすると、自己資金の中から750万円くらい支払う計算になります。
入居後の生活費を手元に残すことを考えると、1000万円程度の自己資金が必要になります。そのほか、新居に住み替えるとなると引越し費用やインテリア費用もいります。
マンション購入費以外にも、諸費用としてある程度の額を用意しておくことが必要です。