リバーサイド・高台のマンション
リバーサイドマンション
神戸には自治体がモデルにするようなリバーサイドマンションがありましたが、阪神・淡路大震災で大きな被害がでました。
リバーサイドというと、環境がよいかのように思われますが、川の両岸の地下は掘っていけば、地下水が流れています。ですから、「泥炭地」と同等の地盤になっています。
このような立地に地盤の対策をしないで、固い地盤のところと同じ基準の基礎工事で建てると、マンション自体が不安定になり、将来傾いたり、沈下したりする危険性があります。
価格を安くするために、肝心な工事を省く業者も結構あるので注意が必要です。
高台のマンション
高台のマンションは、眺望がよいという点で人気があります。ですが、その高さも程度問題で、傾斜が大きいと、地盤の問題が起きてきます。つまり、地震や集中豪雨があった後は、土砂崩れなどの地盤崩壊が起きる可能性があります。
高台のマンションで敷地に余裕がないと、地形に合わせた建て方をするので一見モダンな設計にみえますが、地盤に対する危険度が高くなるので、地盤固めや基礎工事がどのように行なわれているか、注意する必要があります。
また、高台ということは、日常生活で坂道を上っていくので、結構負担がかかります。そういった点からも、急な傾斜の坂道にある高台のマンションは買わないのが賢明です。
せっかくの高い買い物です。少しでも不便さや危険を感じたら、いかに安くても、眺めがよくても、購入は控えたほうが無難でしょう。