海辺・骨が原マンション
海の見えるマンション
海が見えるというのは、住まいの立地としては憧れの的になるようです。
ですが、そういう土地には海からの「潮風」という厄介なものが吹いてきます。この風には塩分が含まれているので、鉄・アルミ等の部材は、錆びやすくなります。
ベランダ、窓、配管、物干しなど、あらゆるところが短期間に傷んでしまいます。このことを「塩害」といいます。また、マンションのみならず、室内の調度品や貴金属などの装飾品にまで悪影響が及びます。
これでは、いくら修繕積立金があっても足りません。修繕しても時期がくれば必ずまた傷んでくるからです。
ですから、どうしても海辺のマンションがいいという方は、このようなリスクを覚悟の上で購入してください。
いわくつきの土地
大都市の中には、「谷町」とか「骨が原」と呼ばれる地域があります。それは、通称で使われています。
こういったところには、大体お寺が等が多く、かつて刑場があったり、死骸の捨て場があったりしたところが多いようです。また、街中で土地が低くなっているところは、昔は環境がよくなかったところが少なくありません。
昔はお墓があったという土地に、マンションがさりげなく建てられている物件もあるはずです。ただ、販売業者が「ここは昔、墓地でした」などと説明はしませんから、役所の都市計画課や文化財に関する係で確認するのがいいでしょう。
気にしない人ならいいのですが、こういった土地に建てられたマンションは、売却が難しくなるので、敬遠したほうが無難でしょう。